ブログをご覧の皆さん、こんにちは!

マインドアーキテクチャーの文野義明です。


フロイトやユングの頃から、私たちは無意識に深淵なる世界を垣間見ています。

無意識とは意識できないから無意識というわけであり、知覚できない世界の中の出来事が、私たちを形作っていることを経験的に知っています。

有名な言葉はまさに”氷山の一角”で、私たちが意識できる顕在意識よりも、無意識の方が私たちの大多数を占めています。

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@海に浮かぶ氷山


意識よりも無意識の方が、圧倒的に強大なら、今の私たちの言動そのものが、一体どれほど無意識の影響を受けているのかとても気になります。

またその無意識の判断は一体何を基準にしているのかも同時に気になります。


という大きな問いを考えたとき、グッドガイ/バッドガイ実験がとても参考になるでしょう。


グッドガイ/バッドガイ実験とは、無意識下の決定が意識にどのように知覚されるかを確かめた実験です。

パーティーにて、被験者と意気投合するグッドガイと被験者と全く意見のかみ合わないバッドガイをあらかじめ接触させます。

その後しばらく時間がたったあと、同じ被験者に『第一印象の実験がしたい』と偽って、個室に呼び出し、グッドガイとバッドガイがランダムにちりばめたデータベースを見せます。

すると面白いことに、被験者は見事仲良くなれそうな人にはグッドガイを、仲良くなれなさそうな人にはバッドガイをきれいに選択します。

理由を尋ねてみても、なんとなく程度の回答しか返ってきません。


また、事前に個室付近にバッドガイを配置させ、被験者が角を曲がってバッドガイを観た瞬間も、一瞬身体が硬直します。

もちろん本人に身体の硬直の理由を聞いても、『いつ身体が固まったんですか?』と聞き返されます。


私たちの人間もひとつの生物であり、種である以上、生命の存続が最も大きなゴールのひとつです。

自分にとって嫌なこととは、往々にして危険のともなうものであり、それはネガティブな感情をトリガーに、強烈に無意識下に書き込まれます。


一度無意識にそのような処理が書き込まれれば、基本意識にあがることなく、そのように振る舞います。

もちろん意識の上にあがっても、不安や恐怖といった、ありとあらゆる情動を引き起こして、その行動を阻害します。


そのように考えると、私たちの意識が出来ることは、ほんのわずかなことのような気がします。

なぜなら氷山の一角の言葉の通り、大多数の処理が、無意識下で行われているからです。

しかし、私たちの意識はただ非力で無抵抗でやられたい放題でありません。

最後にGOサインを出すのは、いつも意識であり、意識にあげることで、きちんと操作が可能になるからです。


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