ブログをご覧の皆さん、こんにちは!

マインドアーキテクチャーの文野義明です。


コーチングにおけるスタートは、兎にも角にもゴールです。

私たちはついついゴールを達成するための方法に眼が行きますが、これは本質的ではありません。
なぜなら、方法とはゴールが先にあって初めて意味が生まれるものであるからです。

ただ良く切れる包丁を持っていたとしてもそれはただの宝の持ち腐れです。
そしてこのとき美味しい料理を作るというゴールがあるからこそ、良く切れる包丁が機能します。

美味しい料理を作るゴールがあるから、自分の指を切るかもしれないリスクを抱えることが可能です。

美味しい料理を作るゴールがあるから、包丁を手に取って次に何をすべきか明確になります。


私たちはゴールがあるからこそ、前を観ることが可能であり、迷子になることがありません。

そんなゴールは達成することよりも、見つけることの方が大変です。


ゴールについて考えることは非常に大切なことです。
しかし『自分のゴールとは?』と、ざっくり過ぎる質問は脳をただ単に眠たくするだけになってしまいます。

そんなときはもう少しリアリティーがつかめるよう、『10年後の自分』という文言を質問に加えてみると良いかもしれません。

10年後というだけで、かなりリアリティーに締りが生まれてくるように感じます。


さて、ここで突然ですが10年後とはどんな未来でしょうか?

インターネットの登場により、情報が生まれるスピードも伝達するスピードも指数関数的に膨れ上がる現在ですが、当然10年後にはもっとドラスティックに社会情勢も変わっているでしょう。
もちろん情報も今以上に増えています。

人間の脳は無限の力があるという、半分幻想に近い信仰もありますが、脳という媒体が物理空間に存在する以上、明らかに有限な存在です。
有限である以上、どこかで必ず限界を迎えます。

そこから導かるひとつの未来は、ソフトバンクの孫正義CEOが指摘するように、10年とまではいいませんが、機械が人間を超える世界と思います。

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@ペッパー君


最近はイミテーションゲーム然り、チャッピー然り、コンピュータやロボット、人工知能をテーマにおく映画が多く発表されているように感じます。

それは近い将来間違いなく人工知能が登場する未来が非常に現実味を持っているからだと思います。

人工知能が登場し、人間を滅ぼす可能性があるという論争が、西洋ではすでにさかんにされており、ビル・ゲイツやスティーブン・ホーキング博士は、人工知能に対して否定的な見解を示していることはあまりにも有名です。


近い将来本当に人工知能が登場するのか(Watsonなどはすでに銀行に入ろうとしてますが)どうか、そして人工知能によってもたらされるのは繁栄か衰退かどうかは、非常に面白い問いかけです。

ですが、それ以上に必要なのは私たちのあり方であり、社会的機能です。

ここにもっと追加するなれば、そんなパラメータを外乱として扱えるほどのマインドです。
それにはそのパラメータ以上に大切なものがあることを意味します。

もちろん10年後人工知能のあり方をきちんと議論して、社会にちゃんと還元できるような人工知能学者というあり方がゴールになれば、上記のパラメータは外乱どころか、きちんと押さえておくべき情報です。


ただひとつ確実にいえそうなことは、情報が氾濫すればするほど、大事なものが観えなくなることもそうですが、それ以上に情報一つ一つが相対化されることを意味します。

そうなると益々自分の『意思』というもののウェイトが大きくなってくるでしょう。

より直接的な言い方に変えるならば、世界でどう生きて行きたいのか、世界でどうありたいか、大きなグランドデザインから現状が決まるということです。

それは階段を降りてくるような風景です。


このように考えたとき、私たちのひとつ指針は間違いなくWant-toですが、Wantの意味を『ほしい』と訳すより、『欠乏』と訳す方が適切なように思います。


実際Wantの語源は古期北欧語からで、「欠けている」という言葉からきています。
つまり、欠けている→ほしいとなったということです。

『ほしい』や『したい』という気持ちは非常に重要ですが、それだけではゴールに行きつくまで足りないように感じます。

Want-toという言葉には、楽しいものをやり続ければいいとの理解がありますが、本気の楽しさと娯楽のような楽しさを誤解されると困ります。
前者の楽しさは、その根底に飢えや渇きという言葉が潜んでいると思います。

もちろん本気の楽しさが娯楽のような楽しさなら言うことはありません。


言葉が変われば、そこから観える景色も違ってきます。


社会には一体何が『欠けている』と思うのか。

これを突き詰めると、社会的機能のヒントが観えてくるように思います。

そしてそれが自分の飢えや渇きなどの欠乏感を解消するものなら言うまでもありません。

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